過去と他人は変えられない
たしかに過去も他人も変えられません。
過去にどんな出来事があったとしても、そのことにどんな意味付けをほどこすか…、どのように解釈するかによってその後の自分が変わってきます。
あの時、あの人にあんなことを言われた。
あの言葉に、心底傷つけられた。
あの事だけは忘れない、絶対許さない。
あの時、こうしていればこんなことにならなかった。
なぜ・・と、過去の言動を悔やみ恥じる。
このような出来事は誰でもあるものですが、忘れたくても忘れられない、胸がギューっと締め付けられるほど辛いものです。
でも、過去の出来事の不快な感情にとらわれ続けることは前に進められなくなります。ただ残るのは後悔や怨み辛みだけとなってしまいます。
人を傷つけてしまった・傷つけられた出来事は事実であったとしても、怒りや自責の念から逃れられない今の自分を作っているのは、悔しいけれど自分自身。自分の価値観が影響しています。
価値観は生まれ持っている素地や、今まで育ってきた環境、周りからズットかけられてきた言葉などが影響します。価値観は人それぞれに違い決して否定するものではありませんが、非合理的な価値観により過去の出来事から逃れられないとしたら残念です。
私たちは生まれてきた以上、そのような出来事を経験しながらも生きてゆきます。生きてゆかなければなりません。
過去と他人は変えられない。けれど自分の価値観に気付き、解釈の仕方や行動変容してゆくことは、時間がかかりますができます。
今の自分から変わりたくても変われない、自分一人ではくじけてしまいそうな方は、ぜひ福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。