視線が意味するもの

心理学の分野に「視線心理学」があります。視線心理学では、視線の動きや方向が心理的な意味を持つとされています。視線の動きや、どこに・何に向いているかなどから、視線は相手の関心や意図を知る重要な情報となっています。

例えば、相手の視線が自分の顔や体の特定の部分に向けられている場合には、その部分に興味を持っている可能性があります。また、視線が他の人や物に向けられている場合、相手がその対象に関心を持っているか、あるいは何かを考えている、または自分に興味がない可能性があります。

次に一般的な解釈ですが、参考までにお読みください。

右上を向く: 想像力や創造性に関連すること、嘘や創作物を思いつくこと、未来への期待や目標に集中することを示すことがあります。

左上を向く: 記憶や思考に関連すること、過去の出来事や情報を思い出すこと、分析や計画を立てることに集中することを示すことがあります。

右下を向く: 感情や内省に関連すること、自己評価や感情の表現、他者への共感や理解に集中することを示すことがあります。

左下を向く: 言語処理や言葉の理解に関連すること、自己への問いかけや内省、自己制御や反省に集中することを示すことがあります。

なるほど~、そうだなぁ・・と思うところもありますが、これらは一般的な傾向であり、視線だけで相手の全てを知ることはできません。

個人によって異なる場合もあり、他の非言語的なサインやコミュニケーションと組み合わせて判断する必要がありますので、決して決めつけないでくださいね。

また人が新聞を読む時、まずどこに視線が向くか、あるいは混んでる電車の中で、視線がどこに向けられがちか…など、視線心理学は宙吊り広告や週刊紙の広告などにも利用されています。結構面白いですね。