睡眠について

睡眠は脳の修復に不可欠です。

厚生労働省の令和2年「国民健康・栄養調査」によると、男性の37.5%、女性の40.6%が睡眠時間6時間未満。また日中眠気を感じた人は男性32.3%、女性36.9%と、睡眠に不満を持つ人が多い現状です。

理由として、若い方々は「就寝前に携帯電話YouTube、メール、ゲームなどに熱中する」で、絶えずスマホ依存状態になっていたり、ゲーム依存状態。睡眠が1日3.4時間のため授業中寝てばかりいる。頭が回らないと訴えたり、不登校なってしまった!そんな子ども達も珍しくありません。

3.40歳代ではやはりSNSやYouTube以外に「仕事」や「家事や育児」で生活そのものが多忙のため、しっかり睡眠時間がとれなくなってる方が非常に多いようです。睡眠はライフスタイルの影響を強く受けていると思われます。

睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹先生は「睡眠には、記憶の整理のほか、脳や体の疲れをとり、体の成長を促し、傷ついた細胞を修復するという大切な役割があります」と説明しています。

睡眠の3つの役割

「睡眠には、大脳を休める”ノンレム睡眠”と、夢を見る浅い睡眠の”レム睡眠”とが約90分周期で繰り返されます。また、さらにノンレム睡眠の中にも非常に深い眠りと比較的浅い眠りがありますが、特に、深いノンレム睡眠時は、脳の疲労が回復されるとともに、筋肉や骨を発達させたり傷の修復を促したりする成長ホルモンが分泌されています」(中村先生)

睡眠は心身の健康を支える大切な仕組みです。しかし私達はついつい睡眠をおろそかにしがちではないでしょうか。睡眠は、脳においても身体を維持する上でも不可欠なものです。生活習慣や生活リズムを整えしっかり睡眠をとるようにしましょう。

ネガティブなことをアレコレ考えてしまい眠れない方。明日のことを考え緊張感で眠れない方、そんな方はぜひ一度ご相談ください。