機能不全家族の中で育った場合

機能不全家族育ちの人が大人になり自我をとり戻してきたとき、遅れた反抗期の様相を表わす場合があります。

不安やイライラの感情が常に上下した不安定な状態。信頼してる人を疑う。人の意見に敏感に反応する。自分を理解して欲しいと過剰に願う。

これは自尊感情を少しずつ取り戻している状態ですが、人とのコミュニケーションをうまくとることが難しく、自暴自棄になり自傷行為や過食嘔吐などの行動がみられる場合があります。

このような行動は、人間関係において生きづらさを抱える原因となるほか、恋愛しても「これでもか」とまでに、相手に対し「試し行動」をヒートアップしてしまうため、相手が疲弊してしまい、結果うまくいかなくなります。もし結婚できたとしても、幸せな結婚生活を築くことが難しいケースがしばしばみられます。

脱却するには、巻き込まれ依存関係にならず一定の距離を保ち面談できる、専門のカウンセラーが根気強く支える必要があります。

また、なぜかパートナー自身、何らかのアダルトチルドレンの場合が多く、巻き込まれ共倒れになりがちです。パートナーは自分自身が乗り越えている強さを持っていることが大切になります。

ただ・・

もし、あなたが機能不全家族の中で育ったとしても、あなたが悪いわけではありません。信頼できるパートナーやカウンセラーと正しく信頼関係を築いてゆくことにより、必ず乗り越えることができます。道のりは長く辛いかもしれませんが諦めず頑張っていきましょう。

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