あなたはどんな捉え方をしますか?

query_builder 2025/10/26
あなたはどんな捉え方をしますか?

皆さんもよくご存知かもしれませんが、私が事あるごとに思い出す心理学で有名な『旅人とお爺さんの話です。

ある旅人が、道ばたに座っていたお爺さんに声をかけました。

「お爺さん、次に向かう村は、どんな村でしょうか。」

お爺さんはゆっくり目を開けて、旅人に尋ねました。

「ところで、お前さんがいた村は、どんな村だったんだい?」

旅人は顔をしかめました。

「ひどい村でしたよ。皆よそよそしくて、誰も助けてくれない。
素っ気なくて、冷たい村でした。あんな所、もう二度と行きたくありません。」

お爺さんは、うんうんとうなずいて言いました。

「そうか。なら、次の村も……きっと似たようなものだろうね。」

旅人はがっかりした顔で歩き出しました。

しばらくすると、別の旅人がやってきました。

「お爺さん、次の村はどんな所でしょう?」

お爺さんは同じ質問を返しました。

「お前さんがいた村は、どんな村だったんだい?」

旅人は目を細め、懐かしそうに言いました。

「ああ、とても良い村でした。困ったときはみんな助けてくれて、
笑顔の絶えないあたたかい村でした。離れるのが少し寂しいくらいです。」

お爺さんは優しく笑いました。

「そうかい。なら、次の村もきっと、そんな村だろうよ。」

その旅人は、嬉しそうに道を進んでいきました。



私たちは 自分の心の状態や人への見方(フィルター) を通して物事を感じています。ですから同じ場所でも、同じ出来事でも、人によって受け取り方が違います

・「人は冷たい」と思っている人は、冷たさを証明するように周りを見ます。

・「人は優しい」と思っている人は、優しさに気づきます。

つまり世界はその人がどんな心で見ているかによって変わるのですね。

「環境が悪いからつらい」 という時、その背景には 心の中の解釈のクセ が関わっていることが多いものです。私自身、身につまされます。

もちろん、環境が本当に悪いこともありますが、このお話は「自分の感じ方や見え方を整えることで、世界が少し変わる」

心を閉じていると、まわりも冷たく映り、心をひらいていると、まわりのぬくもりを見つけやすくなる。。


「世界は、いつも自分のとらえ方に合わせて姿を変える」

この話は、それを教えてくれ希望を与えてくれるお話です。

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