Flow

カウンセリングの流れ

セッションを進める基本的な流れ

初めてカウンセリングを受ける方にとって、どのように進むのか不安に感じることもあるでしょう。カウンセリングセッションがスムーズに進むよう、基本的な流れを紹介します。何を話すべきかという決まりはなく、あなたのペースで進めていきますので、気軽な気持ちでお越しください。信頼関係を築くことも大切なため、目標に合わせてカウンセリングの回数や頻度も一緒に決めていきます。

  • 木のぬくもりの中

    当ルームではコーヒーやココアなどお飲み物を用意しております。カフェに行くような感覚でお気軽にご相談ください。

    カウンセリングは1度では効果出にくいため、1度のカウンセリングで「効果がない、または意味がないと判断するものではない」と言われております。

    「話したい、話を聴いて欲しい」方は1回でも大丈夫です。1~4.5回で終了される方もたくさんいらっしゃいます。

    ご相談内容によりますが、ご自身の捉え方や、将来の問題解決のためには、長期的に行う場合があります。

    面談回数は強制ではありませんので、ご自分のペースで進めていただいて結構です。
Step1. カウンセリング申し込み

Step1.
カウンセリング申し込み

・「Webの予約サイト」からお申し込みください。
・「お電話」でのお申し込みの場合
ご希望の日時と空き状況を照らし合わせ、日程を決めさせていただきます。
Step2. 初回カウンセリング

Step2.
初回カウンセリング

お約束の日時にお越しください。
注:待合室はございませんので数分前にお越しくだされば結構です。


当日にお持ちいただくもの

・カウンセリング料金

・お薬手帳(精神のお薬を飲まれている人)

・紹介状・情報ご提供書(精神科などのものがある場合)


初回の流れ

・ご利用規約とカルテにご記入願います。

・「相談したいことや、どうなりたいか」などお話しください。

・必要に応じて簡単な心理検査をします。

・心の回復や成長に適する心理療法、大まかな見立てを立てます。

Step3. アセスメントカウンセリング

Step3.
アセスメントカウンセリング

・前回話しきれなかったことや、思っていることをお話しください。
・カウンセラーはお気持ちを受容しながら、随時見立てや対応策を考えていきます。
・心理検査をする場合があります。
Step4. 継続カウンセリング

Step4.
継続カウンセリング

・カウンセリングの目安は、最初1~2週間に1度を何回か行い、その後数週間に1度を継続していきます。その後期間を少しづつ延ばしていきます。病歴やご相談の内容、または相談者様の心の状態によって、期間は変わります。


・悩みを解消するために、自分の気質や性格と向き合う方法を考える場がカウンセリングです。カウンセラーと会話していく中で徐々に悩みや不安を解消していくものですので、継続することにより効果が表れてきます。


・心理療法や心理教育を取り入れながら、より問題解決に取り組めるよう応援します。


・カウンセリングを継続することで、受け止め方や考え方が変わり、気持ちに変化が表れてきます。気持ちもラクになり良い方向に変化した気がしますが、しばらくはまだ感情に波がありますので、面談の間隔をあけながら様子をみます。

Step5. カウンセリングの終了

Step5.
カウンセリングの終了

・柔軟な考え方が出来るようになり環境にも適応できるようになってきます。
・問題解決のための行動がとれるようになってきます。
・感情の揺れが落ち着き、問題解決への足掛かりがつかめてきたら、面談の間隔を2~3か月にあけ、問題がなければ終了となります。
Step6. フォローアップカウンセリング

Step6.
フォローアップカウンセリング

・今の自分を維持したい、更に良くなりたい方は継続されます。

・感情コントロールやストレスケアのため、1~2か月に1回程度のカウンセリングを行います。

・より自分らしく生きるため、たくさんの方がご利用されています。

  • 心と行動の変化

    「カウンセリングを受けるとどう変わりますか?効果はありますか?」そう単刀直入に聞かれたとして、一口にお答えすることはできないかもしれません。
    もちろん「カウンセリングなんて何にもならない」そう思う人も居られると思いますが、カウンセリングを受けて気持ちや行動に変化が現れたのを実感された人は、確かに多くいらっしゃいます。
    そして、様々な療法がありますので、クライエント様の気持ちや行動の変化のプロセスを一様に述べることもできませんが、下記のように変化されるようです。必ずこの順とは限りませんがご参考までに。
①不安

①不安

クライエントの方は辛い気持ちとともに、カウンセリングを受けることに不安を感じていることが多いです。
②安心と信頼

②安心と信頼

不安が軽減するよう優しく対応することで、カウンセラーを信頼し安心してお話しできるようになります。
③自己開示(本音)

③自己開示(本音)

信頼関係が出来ると、なかなか言えなかった気持ちも吐き出せるようになります。
④自己洞察

④自己洞察

何回もカウンセリングを重ねていくうちに、なぜそれが問題になっているのか?自分の受け止め方はどうなのか?など、自身を振り返り、自分の内面を掘り下げて見つめていく作業をします。
⑤気付き

⑤気付き

自分の内面を見つめなおし洞察を深めることは、中核的な思考に気付きがもたらされます。
⑥自己受容

⑥自己受容

深く自分を見つめ直し気付きを得ることは、厳しい作業でもありますが、カウンセラーが受容し共感的な態度でカウンセリングすることで、クライエントの方は自分のありのままを受容することができます。
⑦行動変容

⑦行動変容

このような経過をたどることで、意識の変化が生まれます。つまり、クライエントの方の「意識・思考の変更」は行動の変化、行動変容をもたらします。 ※コミュニケーションの取り方が分からず苦手な人の場合は、小さい頃からの人との関わりが少なく、コミュニケーション能力に苦手意識を持っていることが原因の場合もあります。このような場合のカウンセリングでは、あらゆる場面を想定し、カウンセラーがコミュニケーションの方法を指導および実践してコミュニケーションスキルのUPを目指します。これもソーシャルスキル・トレーニングといって行動変容の一つです。トレーニングを取り入れることも、カウンセリングの場面では大事な作業です。

療養機関を利用されている方

初めての方には、これまでの状態や経過・受診歴を教えていただくことがございます。医療養機関に通院あるいは入院歴のある方は、できるだけお薬手帳や情報ご提供書などご準備ください。