自分軸と他人軸
人からどう思われているのが気になる。これを言ったら相手から嫌われるのではないかと何も言えない。相手の機嫌をうかがってしまう。食事や映画に行く時でさえ、自分の意見があるのに相手に合わす・・などありませんか?
これは一見 良い人っぽいですが、自分が生きるうえでの価値観が他人中心になっている。「他人軸」になってしまっている可能性があります。
人は同じものを見たり聞いたりしても、感じ方が違います。もちろん思考も好みもそれぞれに違います。“価値観がちがう”のは当たり前です。しかしそれを表現することができないのはなぜでしょう。
「自分軸」が弱い人の特徴として”子どもの頃に反抗期がなかった”があります。
親が過干渉で自由がなかった、支配的だった、親の感情の起伏が激しく無意識に親の機嫌を見て育った。親の価値観にあわせようと必死だったことがあげられます。
反抗期がない=育て方がよかったのではなく、反抗できる環境ではなかったために無意識に意見を言えなくなることもあるのです。
また、いじめられた経験や裏切られた経験から人が信じられなくなり、自分を出すのが怖くなってしまい、「他人軸」になっている人もいます。
そのような人は恋人やパートナーに対しても、相手の機嫌を損ねないように行動しがちです。また選ぶ相手は、なぜか強い支配や暴力的な親の元で育った人を選ぶことも多くあります。
自分の考えや気持ちを表現することは決して悪いことではありません。相手の考えを尊重しながらも、自身の気持ちや考えも尊重し「自分はこう思っている」と言えることが大切です。
決してワガママになりなさいと言うのではありません。相手に振り回されすぎず、自分の意見を大切にして正しく表現してみましょう。それは自分のためだけでなく相手のためでもあるのです。できるだけ“自分軸”で頑張ってください。是非福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。