苦手な人

誰でも苦手な人はいらっしゃると思いますが、一般的にはコミュニケーションスタイルや価値観の違い、または「相性」の問題が原因で、瞬間的に苦手と感じてしまうようです。

性格的に似ていたり、フィーリング的に同じように感じる相手には一緒にいて心地良く「相性がいい」と感じる。「ウマが合う」とも言いますが、このウマとはご想像の通り馬。馬と乗る人との息が合うことを「息が合う」とも言いますね。

で、苦手な人とは、自分に対して不快だと思うような行動や発言をしてくる人、または無神経だったり、自分とは正反対の価値観や考えられない行動をとる人など、さまざまな理由で存在します。

しかし、苦手な人と言っても職場などで、どうしても関わらないといけない人もいます。苦手と思っている気持ちを隠して、口でいくら上手いことを言ったとしても、悲しいかな…なぜだかバレてしまっています。

苦手だと感じている感情や避けたい衝動を、バレないようにあえてニコニコ愛想笑いしたりすることを、「反動形成」と言います。無意識の中の本心を隠して、意識的に正反対の行動をしても実はバレてしまうものなのです。

では、苦手な人に対してどうしたらいいのでしょう?

そういった場合には、少しでも相手の良いところを見つけたり、自分にはない優れたところを素直に評価する。また共通の趣味や関心事の話しをするなどコミュニケーションの工夫をする。必要なことは感情抜きにしてアッサリと伝えるなど、関係を改善する気持ちも大切です。

ただ、私の知人に「嫌いな人とは喋らんよ」という人もいます。反動形成の理論で言うと頷けるところもありますし正直でいいかも?と思うのですが・・。もし相手が自分のことを苦手で喋らない対応や嫌いだという態度をしてきたら、非常に傷つき悲しい思いになると思うのです。

私は良好な人間関係を築いてゆきたい考えが強いので、反動形成の行動となったとしても、できるなら何ならかの努力はしたいのです。ここでポイントはやり過ぎない努力です。

果たしてどちらが良いのかは、その人がどうとらえて行動するか…その人次第と言うことですが・・

人間関係でお悩みの方は、ぜひ福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。