立ちあがる力 レジリエンス
今回の能登半島地震で、困難な状況に強く立ち向かう方々のお力や回復力には、本当に敬意を払わずにおれません。もちろん生きるために必死に頑張っていらっしゃるのだとお察し致しますが、実はこのような力は「レジリエンス」と言い、私たちの中にあるのです。
レジリエンスには、具体的に次のようなものがあります。例えば、
・失敗から学び再び挑戦しようとする。
・困難な状況に直面した際に、前向きな態度を保つ。
・ストレスや圧力に対して、冷静に対処する。
・困難や絶望的な状況でも、自分自身を励まし目標を見据えて行動する。
・社会的なサポートを活用して、他人とのつながりを築く。
・自分自身のケアを大切にし、身体的あるいは精神的な健康を維持する。etc
これらは経験や状況、性格によっても異なりますが、大切なのは自分自身の強みや資源を活用し、困難に立ち向かう能力を発揮するということです。
あなたにとって、強みはなんでしょうか?生かせる資源は(リソースと言います)どんなものがあるでしょうか?
強さや資源(リソース)なんて「自分には何一つない」と言うことはありません。あなたが住んでいる家、地域、体力、考え方、家族、友人知人、経済力、時間、器用さ、知的財産、我慢強さ、コミュニケーション能力、その他探せばたくさんあります。それらが自分を支える強さに繋がっていますから、一度振り返って考えてみてください。きっと感謝する気持ちや自己肯定感が高まってくると思います。それが自分のレジリエンスに繋がることになります。
また、精神面でのレジリエンスとは、心理的なストレスや困難をうけても、それに対して強く立ち向かう能力を指します。
これには、柔軟性やポジティブな考え方、自己効力感、ストレスをうまく管理するなどが含まれます。
もちろん先程も述べましたが、その人の今までの経験や性格、また環境や状況などによっても変わります。が、これらも強くすることができます。
自分一人考えすぎていると、なかなか自分のリソースに気付かず、何もかもダメな自分になってしまいます。そのような方は、是非一度ご相談ください。