仮想型有能感
チェックしてみませんか?
それぞれを次の5段階で評価して加算します。
全く思わない:1点
あまり思わない:2点
どちらともいえない:3点
ときどき思う:4点
よく思う:5点
1 自分の周りには気のきかない人が多い
2 他の人の仕事を見ていると、手際が悪いと感じる
3 話し合いの場で、無意味な発言をする人が多い
4 知識や教養がないのに偉そうにしている人が多い
5 他の人に対して、なぜこんな簡単なことがわからないのだろうと感じる
6 自分の代わりに大切な役目をまかせられるような有能な人は、私の周りに少ない
7 他の人を見ていて「ダメな人だ」と思うことが多い
8 私の意見が聞き入れてもらえなかった時、相手の理解力が足りないと感じる
9 今の日本を動かしている人の多くは、たいした人間ではない
10 世の中には、努力しなくても偉くなる人が少なくなくない
11 世の中には常識のない人が多すぎる
あなたは何点ありましたか?
<仮想的有能感を測定する尺度>
これは、速水俊彦教授か書かれた本【他人を見下ろす若者たち】の重要概念である「仮想的有能感」を示す設問です。総合得点が高いほどこの「仮想的有能感」を持っていることになります。
本当は、現実に有能とは認められないにもかかわらず、失敗した原因を他者や自分以外のせいにして、自分に都合のよい解釈をする人。例えば、会社の採用試験に落ちた時「もともと自分は行く気がなかった」とか「できる自分を採用しないあの会社は、大したことない会社だ」など。
また、他者の失敗には敏感で、その機会を捉えて、相手を批判することを通して自分の有能さを回復させたり、誇示しようとする人達のことを称して仮想的有能感の若者と言っています。
このような人は根底には劣等感がひそんでいるにかかわらず、それを打ち消そうとする根拠のない有能感、勘違いをいだいているのです。
それは現実を正しく見ようとしない。目をそむけることにほかなりません。もしも当てはまるようでしたら是非福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。