自分で自分をいじめないで。

随分前になりますが、自分を大切にするとは、決して自己中心的ではないと書きました。

「自分を大切に」とは、自分の感情や考えを冷静にみつめ「そうか…、今の自分は・・・と思っているんだな」と認めることです。

イライラした気分を自分に向けてリストカットしたり、オーバードーズすることは自分で自分を傷つけることになります。自分を追い詰めて「どうせ自分なんて何をやってもうまく行かないんだ」とダメ出しすることも、自分を大切にしないこと。自分で自分をいじめることになってしまいます。

また、人に攻撃的な言動で接することも、相手をそして自分を大切にしていることにはなりません。なぜなら攻撃するのは自分の弱点や自信のなさの裏返しだったり、また相手を自分の思うがままに動かしたい考えがあるからです。

その状態は、感情をコントロールできない状態であることを忘れないでください。単に自分の思いを押し付けてるだけかもしれません。

攻撃された相手は不快感を感じるうえに、自分への評価も変わりその後の関係性がうまくいかなくなる場合もあり、結局は自分を苦しめてしまうことにもなりかねません。このような状態だなと感じたら、迷わずカウンセリングにお越しください。

そして、自分を大切にしたいと思うなら、相手のことも大切にすることが必要です。自分と違う考えかもしれませんが、その人なりの考えに一度耳を傾けてみるのも有りですね。

そして、相手の言いなりになる訳ではなく「あなたはそう思うのですね」と相手の考えを尊重して聴いてみる。それから「あなたと違うかもしれないけれど、私は・・・と思っています」と勇気をだして伝えてみましょう。

考えが違う場合、相手のほうが感情的に攻撃してくるかもしれませんが、そんな時はうなづくまたは聞く姿勢だけで対応し、少し物理的に離れて、時間をとるなどの距離をおきましょう。そして心理的にもあまり関わらない適度な距離をとることをおすすめします。

その後互いに冷静になった時に話し合いをすれば、方向性がかわるかもしれませんし、円滑な人間関係を築けるきっかけになります。円滑な人間関係は、自分も相手も大切にすることになります。

決して自分はダメなんだと、自分で自分をいじめないでください。「こんな自分だけど頑張ったよね」と、ちょっぴり自分を褒めてもいいのです。あえてそうして欲しいのです。

人が認めてくれなくてもいい、ほめてくれなくてもいいじゃないですか、自分で自分をなぐさめ褒めてあげましょう。きっと涙の質が変わります。新しい自分に変われます。ぴゅあカウンセリングは応援します。

また単純に、自分へのご褒美としてたまには美味しいものを食べたり、自分だけの癒しの時間をもちましょう。そして、自分を見つめる時間を持つことも、自分を大切にすることにつながります。