甘えているのか、逃げているのか
よく、転職や恋愛などのお悩みで
「自分は甘えているのではないか?」
「我慢が足りないのではないか?」
「逃げているのではないか?」そう仰る方がいらっしゃいます。
続けたほうが良いんだろうけど 辞めたい。やらなければならないのに やりたくない。今のまま居たくない でも変わるのも不安…etc。結局どっちも決められず行動できない。
そんな自分は「甘えている・逃げているのではないか…」そう考えられるのだろうと思いますが、この判断の境界線はどこなんだろう?と、感覚的で自分に比較的甘い私はふと考えるのです。
自己評価や自己管理の判断は個人的なものであり、葛藤の問題を一般的な答えとして出すのは難しいですが…
1. セルフリフレクション:自分の行動や感じたことを振り返り、それが合理的であるかどうかを考えることは重要です。でも、ちょっとだけ他の人の意見も参考にしてみましょう。ただ家族に相談した場合には、客観的な意見と言うより、その人自身の価値観や感情を言ってくる可能性は否定できません。
2. バランスの取れた視点:何事もバランスを持った考え方は大切です。例えば、達成感を得るためにはある程度の努力や我慢が必要ですが、自分を酷使するほどのことは逆効果。仕事と、適度な休息を含めた生活そのもの、つまりライフワークバランスは重要です。そのバランスがとれていないと葛藤を覚えることになります。
3. 目的と価値観の再確認:何かを行う目的や自分の価値観を再確認し、それが自分にとって本当に重要かを考え直すことも大切です。始めは目的や理想を持っていたのに、いつの間にか見失ってしまっているのかもしれません。
4. 自己慈愛と優しさ:自分に対して優しさを持つことを忘れていませんか?これは本当に大切だと思います。人に対しては優しい言葉をかけるのに、自分には厳しい言葉を投げかける。真面目な人ほど、自分への慈愛をワガママ気ままと捉えがちです。プレッシャーやストレスを感じているとしたら、なぜそれを認めようとしないのでしょうか。認めることは果たして弱い人間なのでしょうか。自分を叱咤激励するだけでなく「今 自分は疲れすぎているな…」と、自分に対しても優しさと思いやりを持てると良いですね。
5. 目標の設定:具体的で現実的な目標を設定し、それに向けて少しずつ進むことは自己評価を助けます。無理に高い目標を設定すると挫折しやすくなります。小さな目標をコツコツ積み重ねて行くことは、放り出したくなる気持ちが徐々に変化してゆきます。それをした後に、進むか退くかを判断しても良いのではないでしょうか。その時判断した自分は「逃げた自分・甘い自分」ではないのです。
6. 助けを求める:自分に対してあまりに厳しかったり自分を責める場合、メンタルが疲弊している危険性があります。もし自己判断が難しい場合には、精神科医や心理カウンセラーなど、専門家に相談することが重要です。どうぞ福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。思い詰めた気持ちが軽くなり、自身で納得いく判断が出来るようお手伝いいたします。