家族との距離感
人間関係の悩みって、ママ友や職場が多いと思われがちですが
家族と意見が食い違ったり、親の言うことが絶対だと押し付けられたりするのも、人間関係の悩みやトラブルだったりします。
家族であっても、一個人。
自分とは別の人格がある近い他人と思えること。または相手を一人の人間と認めて割り切れることが大切です。
それが出来ないと「親の言うことをきけ」と支配する親。そして親の顔色をうかがい言うことを聞く子ども。
反対に「かまってかまって」「言うこと聞いてくれないなら学校行かない」と、次から次と親を自分の思うように動かそうとする子ども。
「愛して」「自分のこと愛してないんでしょ」とムチャに愛してと要求し、試し行動で相手を振り回す夫や妻。一見愛情いっぱいで甘えているようで依存した状態。裏を返せば命令支配の行動です。
また相手は、従うことで自分の存在価値を感じ、求められれば求められるほど応え続ける。
こうなると共依存の状態です。そこから抜け出すのは非常に難しく時間がかかります。そのうち相手はパートナーや家族の感情に翻弄され続け、逃げたくても逃げられない。やがては疲弊しきってしまう。一緒に過ごすことすら出来なくなってしまうケースも。
夫婦と言えど他人。結婚したからといって自分の所有物ではありません。もちろん親子の関係でも決して自分の思うようになる所有物ではありません。感情や思考をどのように伝えるか、どこまで伝えるかなどコントロールする力が必要です。
家族への愛情の表現と依存。どう違うのでしょう。なぜ感情をコントロールできないのでしょうか。
これは一人で自己啓発の本を見るだけでは変われません。しっかりカウンセリングを受けることが大切です。また心の専門医の受診が必要な場合もあります。ぜひ福井ぴゅあカウンセリングルームにご相談ください。
自分は家族を一個人として認め、尊重しているだろうか。たまに冷静に振り返ってみましょう。