不登校からの回復

私は県のスクールカウンセラーとして公立学校に訪問していますか、不登校のご相談は年々増えています。

子どもが不登校になった場合、親御さんの心配は日に日に増し、子育てが悪かったのかと自分を責めたり、どうしたらいいのか…アレコレ悩みます。また子どもさん本人も、行かなければならないのにどうして行けないのか、自分でも分からず悶々と悩んでいることがあります。

不登校と言ってもいろんなタイプがありますし、年齢にもよっても違いがあります。そしてまた回復するのに人それぞれ違いがあり、時間がかかる場合があります。

もしも不登校になってしまった場合には「なってしまったのは仕方がない」と腹をくくった方が良い場合があります。そのように覚悟ができると安定した態度で子どもに関わることができます。親御さんの安定した関わり方は、子どもの心の栄養になることを理解しておいてください。

不登校からの回復については、次のような一般的なステップがあります。

不安を解消する:不登校になると、学校に行けない自分に対して、罪悪感や不安を感じることが多いものです。周りが感じる以上に子ども自身が感じています。親御さんも子どもさんも、学校に行けない自分を責めないでください。

安心できる場所の確保::子ども自身が安心できる場所を見つけることも大切です。家でも、親戚でも、フリースクールでも、どこでもかまいません。子どもが安心して休息できる 「心の安心できる居場所、逃げ場」 を見つけましょう。

生活リズムを整える:不登校になると、ゲームやYouTubeなどで夜中まで起きていたりして、生活リズムが乱れがちです。生活リズムを整えることは、元の生活に戻るときに身体が追いつかなくなることを防ぎます。できたら朝は決まった時間に起きるようにしましょう。

学校復帰をあせらない:最初は放課後ちょっと登校してみるとか、無理のないペースで行うことが大切です。好きな授業を受けてみる、午前中だけ行くなど、段階を踏みながら復帰することをおすすめします。

学校との連携:復帰において学校との連携は重要です。学校と連絡を取り合いながら、無理なく学校に戻れる方法を考えましょう。

専門家のサポート: 背景に発達障害や抑うつ状態などがある場合があります。また疲れた心を癒すためにも、まずはカウンセラーに相談しましょう。専門家のサポートを受けることは大切です。

もし、不登校からの回復について詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。