当ルームは、カウンセリングをおこなうためだけに作られた、平屋の建物です。
玄関横の壁に上記のロゴの、看板が取り付けてあります。
また住宅地にあるので、夜に光る電光の看板などは立てていません。夜はちょっと分かりにくいかもしれませんが、誰にも分からず、カウンセリングを受けたい相談者様のために、大きく派手な看板にはしていないことをご理解ください。

お車でお越しの方は、3・4台の駐車可能です。また、お連れの方の控え室をご準備していますのでご安心ください。

緩やかなピアノ曲や、優しい音色のオルゴール曲、軽いジャズなどリラックスできるBGMが流れています。昼・夜・雨天・晴天・ご相談者様の今の状態に合いそうな曲を選んでかけています。
そして、お口に合うお飲み物でお迎えします。初めての方もきっと緊張がほぐれることでしょう。 

カウンセラーの選び方

カウンセラーが、大学や大学院、などで心理学・精神医学など専門的な教育・訓練を受けることは最低限必要なことです。
それは、カウンセラーの価値判断に左右されることなく、心理学・精神医学などで学んだ知識をもとに、見立てを立て、相談者さまの健康と福祉に寄与するカウンセリングをおこなうからです。

決して学歴や資格だけが大切と言うことではなく、正しい知識や技法を学んでいるか、どこに在籍した経験があるかなどを確認すると良いと思われます。

またカウンセラーの理念や人柄・取り組み方などで、自分に合うカウンセラーがどうかを判断すると良いでしょう。
もしも合わないなと思われた場合には、その旨ご遠慮なくお申し出ください。

心理テスト

心理テストは、あくまでも補助手段です。
病院へ行った時に、たいてい血液検査やレントゲンを撮りますね。これは、どのDrが見ても同じような判断が出来る手段です。これと同じように、カウンセリングにおいてしっかり見立てを立てるためにも心理テストは大切です。

種類にもよりますが、心理テストで分かることは、実は臨床経験は豊富なカウンセラーなら、1、2回のセッションの中でほぼ分かります。しかし、カウンセラーが自分の力量を過信せず正しく判断するためにも大切な手段です。

また相談者様自身が今の状態を客観的に理解していただくうえでも有効です。心理テストを行ったあとは必ずフィードバックいたします。もちろん怖いものではありません。当カウンセリングルームで使用するものは以下のようなテストです。

心理検査の種類

MMPI自動診断システム  MAS(不安尺度)  AQ日本語版自閉症スベクトラム指数 日本版社会恐怖尺度   YG検査   日本版BDI‐Ⅱ 抑うつ質問票  SDS自己評価式抑うつ性尺度   WISC-Ⅳ   CMI健康調査  WHO SUBI(心の健康自己評価質問紙) VPI職業興味検査  CAADID (ADHD検査用紙)  エゴグラム  P-EGプロジェクティブエゴグラム   バウムテスト など投影法    他

当カウンセリングにおける心理療法

相談者様に、どのように対応していくかは、カウンセラーの理念や心理療法によって異なります。

私は主に来談者中心療法を基礎にした折衷主義で対応しています。折衷主義とは様々な療法のうちから真理あるいは長所と思われるものを抽出し、折衷・調和させた療法を行うものです。簡単にいうと「相談者様を援助するためには、既存のカウンセリング理論一つだけにとどまらず、活用できる療法を柔軟に取り入れて使う」といったものです。そのためには、相談者様一人ひとりに何の療法を駆使するのが良いか・・・、しっかりと判断できなければなりません。また不登校など未成年の方には、得意分野の家族療法、小さなお子様には箱庭療法などでも対応しています。

心と行動の変化

「カウンセリングを受けるとどう変わりますか?効果はありますか?」そう単刀直入に聞かれたとして・・・、一口にお答えすることはできないかもしれません。もちろん「カウンセリングなんて何にもならない」そう思う人も居られると思いますが・・・。しかしカウンセリングを受けて、気持ちや行動に変化が現れたのを実感された人は、確かに多くいらっしゃいます。
そして、様々な療法がありますので、クライエント様の気持ちや行動の変化のプロセスを一様に述べることもできませんが、下記のように変化されるようです。必ずこの順とは限りませんがご参考までに。

① 不安
クライエントの方は辛い気持ちとともに、カウンセリングを受けることに不安を感じていることが多いです。
② 安心と信頼
不安が軽減するよう優しく対応することで、カウンセラーを信頼し安心してお話しできるようになります。
③ 自己開示(本音)
信頼関係が出来ると、なかなか言えなかった気持ちも吐き出せるようになります。
④ 自己洞察
何回もカウンセリングを重ねていくうちに、なぜそれが問題になっているのか?自分の受け止め方はどうなのか?など、自身を振り返り、自分の内面を掘り下げて見つめていく作業をします。
⑤ 気付き
自分の内面を見つめなおし洞察を深めることは、中核的な思考に気付きがもたらされます。
⑥ 自己受容
深く自分を見つめ直し気付きを得ることは、厳しい作業でもありますが、カウンセラーが受容し共感的な態度でカウンセリングすることで、クライエントの方は自分のありのままを受容することができます。
⑦ 行動変容
このような経過をたどることで、意識の変化が生まれます。つまりクライエントの方の「意識・思考の変更」は行動の変化、行動変容をもたらします。*コミュニケーションの取り方が分からず苦手な人の場合は、小さい頃からの人との関わりが少なく、コミュニケーション能力に苦手意識を持っていることが原因の場合もあります。このような場合のカウンセリングでは、あらゆる場面を想定し、カウンセラーがコミュニケーションの方法を指導および実践してコミュニケーションスキルのUPをめざします。 これもソーシャルスキル・トレーニングといって行動変容の一つです。
トレーニングを取り入れることも、カウンセリングの場面では大事な作業です。

医療機関を利用されている方

初めての方には、これまでの状態や経過・受診歴を教えていただくことがございます。医療機関に通院あるいは入院歴のある方は、できるだけお薬手帳や情報提供書などご準備ください。

ぴゅあカウンセリングルーム0778-53-2610受付時間 8:00-21:00