<家庭内暴力>

20歳未満の子が同居する家族に対して継続的にふるう暴力行為を言います。
家庭内暴力は密室で発生するため実態の把握が難しい。日本では1960年前後から顕著に現われ、近年では警察で把握しているだけで約1200件(2009年)にのぼり、件数としては横ばいが続いています。

初めは暴言を主としますが、感情コントロールできなくなってくるとティッシュペーパーの箱を投げるなど、相手にケガをさせない程度に暴れます。このような暴力は成長とともに自然になくなっていくものですが、まれにその後だんだんエスカレートしていき、相手に怪我を負わせる場合もあります。家具や家財を破壊するなどケースにより異なるものの、一歩家庭から出ると暴力は全く発揮されず、学校などでは良い子あるいは普通の子として振る舞う特徴があります。

家庭内の親しい人物、特に母親に向かうことが多いですが、まれに弟や妹が対象になることがあります。

​背景

  1. 学校や社会に対する不適応感(挫折感)から来るストレス
  2. 親からの過剰な期待に対する不満
  3. 親からの過干渉に対する反発
  4. ​総合失調症やパーソナリティ障害のような精神障害

暴力を起こしやすい子の性格

  1. 外では他人に対して従順であるが、自己主張が乏しく自己表現が苦手
  2. 神経質で些細な事は気になる
  3. 比較的友人が少なく孤立的
  4. 非行に走ってはいなくても、不登校など生活習慣の乱れがある
  5. 母親が過干渉、父親は無関心の家庭(もしくはその逆)
  6. 真の自立のための犯行ではなく、甘えと依存・エゴイズムが混在している
  7. 暴力で自分の要求を通すことを学習してきた(親自身がキレると暴力で押し通す)
  8. 自己評価が低い etc

間違った対応

  1. ただ黙って我慢し続ける 怯えて言いなりになる
  2. 不登校の場合「学校に行け」など強く言い続ける
  3. 家族同士がこうなった原因を押し付け合う
  4. 危険な状態を周囲に隠す

対策

  1. 子どもが何を訴えたいのか、子どもと向き合い話をよく聴く。
  2. 親自身が絶対に暴力を振るわない
  3. 対応はどうか?専門家と一緒に考える。
  4. 父親の出番、暴力には屈しない毅然とした冷静な態度で接する。(覚悟を持って接する)
  5. 激しい暴力の時には、どこかに避難する。
  6. 学校や教育機関や児童相談所など第三者に相談する。危険な状態の時には警察へ通報する。

<親子関係> 

お腹を痛めて産んだ子なのに、お子さんとの関係が上手くいかなかい、

いつの間にか子供との関係にコミュニケーションがとれなくなり問題が起こってしまった。

私なりに一生懸命頑張ってきたのに‥、気付けば子どもとの信頼関係が育っておらす親子関係にヒビが入ってしまった。
どうしていいか分からないと悩んでいませんか? 
いつから、こんな状況になってしまったのでしょうか・・・
いったい、何が起こっているのでしょうか・・・

何を考えているのか分からない
心を閉ざし、全く口をきいてくれない
学校に行かず引きこもり状態
非行に走ってしまった
勉強や進路に悩む子に
どうアドバイスして良いのか分からない
うつ病、不安障害など精神疾患のようだ
親に暴言や暴力をふるう

子どもはいつまでも赤ちゃんではありません。 
子供のことなら何でも分かっている親でも、第二反抗期は子どもの心が見えにくくなる時期です。
真面目で優しい子どもほど、親に反抗できず「本当の自分」を抑圧し、結果、内向的で心を閉ざし、口をきかなくなります。内にこもる子どもは無言になることで自分を主張しているのです。
また、親が支配的で子どもの自主性を奪ってしまっていると、子どもは抑圧的になります。「こうすべき」と型に押し付け続けると、出来ない自分は「ダメ人間」と自己否定観が強く、また指示待ち人間になってしまいます。子どもが伸びたい方向を無視して、親の好きなように仕向けることは、子どもの存在を無視した子育てです。 

日々成長し続ける子どもを育てることは、親自身も精進し成長しなければいけません。 
子どもは成長していくのに、親の態度が変わらなければ、子どもにいつの間にかストレスを与えてしまっているかもしれません。 子どものために良ければとの思いで接していることも、子どもにとっては過保護・過干渉となる場合があります。

振り返ってみましょう

十分なスキンシップで接してきただろうか?
忙しさを理由に、子どもに対してサボりがちになっていなかったか?
愛情を与えるより、モノやお金を与えすぎていなかったか?
子どもの話をしっかり聴いていただろうか?
過保護・過干渉になり過ぎてはいなかったか?
親の意見ばかり押しつけてはいなかったか?
善悪の判断や道徳観を伝えていただろうか?
余暇を共に過ごしてきただろうか?
子どもの理想像を創り上げ、価値観を押しつけていなかっただろうか?
家庭の中での役割を与えしてもらっただろうか?
「よくできたね」など褒めたり、認める言葉がけをしてきただろうか?

考え方も幼くしっかりしていないと思う子どもしれませんが、子どもなりの言葉や行動に耳を傾けてください。

そして「そういう考えもあるのか~」と、子ども側の気持ちを味わってみてください。

それから、こちらの気持ちや意見を伝えてみましょう。

良いリアクションが返ってこない場合もあるでしょうが、諦めず接していきましょう。
子どもを変えようとするのではなく、あなた自身がどう変わるのか‥、が大切です。

対策


「あなたは私の子 絶対見捨てない 信じているよ」その気持ちを決して忘れずに。
掛け違えたボタンを元に戻して、あなたの深い愛情をキチンと届けませんか。
お気軽にご相談ください。

<嫁姑問題>

古今東西、いつの時代にも直面した問題として嫁姑問題があります。
もともと夫は他人です。その他人の夫と結婚、その夫のお母さんももちろん他人。別々の家庭環境で育ち価値判断も違った者同士が家族となるのですから、その時々で価値観の違いが大きく影響し、物事に対してのズレが生じるのは当然と言えば当然でしょう。


△ 子離れできず、何かと夫に干渉してくる
△ 姑がしょっちゅう家に来る
△ 自分達夫婦や子どもの問題に、口出ししてくる
△ 子ども(孫)を甘やかす
△ しきたりや地域のことを無理に押し付ける
△ 周囲に嫁の悪口を言いふらす
△「嫁の仕事」と協力してくれない
△ 嫌がらせをしてくる
△ 悪いことは嫁のせいにする 
△「孫はまだか」と催促してくる    
△ 嫁のすること全て批判してくる
△ 嫁をまるで家政婦扱いする

etc

上記のようなことで、角が立たないように努力するにも努力できず辛い思いをしている状況は、理想的な関係とは言えません。

あなた自身がストレスをため込んでしまうことは身体的にも家族にも良い影響を与えません。

お姑さんのタイプ

完全主義タイプ
おせっかいタイプ
成功を求めるタイプ
調和と平和を求めるタイプ
特別な存在でありたいタイプ
強さを求め自己主張するタイプ
知恵を得て観察するタイプ
安全を求め慎重なタイプ
楽しさを求めるタイプ

お姑さんのタイプをつかむ!
『好きなこと・嫌いなこと・気にする点・気にしない点』のポイントをつかむ」ことがコツです。
ポイントをとらえて、それに合わせた対応をしていると、自分が意見を言いやすくなり、またお姑さんに伝わりやすくなります。スムーズな生活に変わります。


嫁姑問題は家庭に根深い問題であり、子育てにも良い影響を与えません。
安らぎの空間であるはずの家庭でさえ、自分の思いをコントロールしなければならす、相手に合わした対応をすることは非常に困難ともいえます。
このような場合は是非 ぴゅあカウンセリングルームにお越しください。今までの経験と、カウンセラーとして培ってきた知識から、嫁姑問題を解決に導く糸口のお手伝いをさせて頂きます。
今後どう過ごせば良いか共に考えましょう。きっと気持ちの変化を感じることが出来るでしょう。

<パートナーへの不信感>

結婚してからというもの、刺激も無く、見えてくるのは相手の欠点ばかり。いつの間にか、毎日互いのアラ探し、ギスギスした日々。面白くない毎日から逃れたい思いで浮気に走る人もいます。
スマホや携帯、パソコンでは、出会い系サイトやチャットなどいくつもの魅惑的なサイトがはびこっています。今やリアルに出会う同僚や知人だけでなく、バーチャルな相手とも付き合っていける時代となりました。いつの間にか愛情も忘れ、信頼関係にもヒビが入ってしまうことも少なくありません。

パートナーの不信につながる兆候

  • パートナーの帰宅時間がおそくなった
  • 休み日のはずなのによく出かけるようになった
  • 最近スマホにロックをかけるようになった
  • 頻繁に電話がかかり「友達」という
  • 電話がかかるとコソコソ声をひそる・場所を移動する
  • 他の誰かとは楽しそうにしゃべっている
  • 上の空のときが増えた
  • お金遣いが荒くなった
  • 趣味や音楽の傾向が変わった
  • 夫婦生活、エッチが遠のいた
  • 一人の時間をもつようになった
  • 自分に対する言葉使いや態度が冷たくなった
  • 以前より身だしなみを気にするようになった
  • 子どもの面倒を見ないようになった


相手の行動や態度のいろいろな兆候に、不信感を抱くようになることが多いようです。

このような不信感で辛い気持ちが持続することは、心身に決して良いことではありません。

お気軽に早めにご相談下さい。乗り越える方法、解決への道をともに考えてゆきます。