ストレスの悪化 が大きく影響している病気

厚生労働省ホームページより一部抜粋

<うつ状態>あなたが悪いんじゃない。脳の機能のせいです。

眠れない、食欲がない、気分が落ち込む、何もやる気が出ない状態が続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神や身体的ストレスが重なるなど様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。そのためものの見方が否定的になり、自分はダメだと感じてしまいます。いつもなら乗り越えられるストレスも、つらく感じるという悪循環が起きます。
薬物治療とカウンセリングで心理療法をおこなうことが、うつ病には効果が高いと言われています。早めに治療を始めるほど回復も早いです。

<強迫性障害>なぜ?自分でも分からない症状。考え方と身体のリラックスで乗り越えれる。

自分でもつまらないことと思っていても、そのことが頭から離れず何度も同じ確認を繰りかえしてしまう。日常生活にも支障が出ます。払いのけられない考えを強迫観念、行為をしないでいられないことを強迫行為と言います。過剰に手を洗う、戸締り確認など、せずにおれない気持ちになります。
正しい治療によって改善する病気です。「しないではいられない」ことで不便を感じたり辛いときには、ご相談ください。

<適応障害>受け止め方と環境を整え元気を取り戻す。

ある特定の状況や出来事がつらく耐えがたく感じられ、気分や行動面に症状が現れるものです。憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり神経過敏になります。無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や原因から離れると症状は次第に改善します。カウンセリングで適応する力をつけることも有効。

<パニック障害・不安障害>この症状のたくさんの方がお越しになっています。

突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えなどの発作を起こし、生活に支障が出ている状態をパニック障害といいます。
「死んでしまうのではないか」と思い、自分ではコントロールできず「また発作が起きたらどうしよう」と不安になります。一度発作が起きた場所や状況に行けなくなることがあります。電車などで「逃げられない」と感じ外出ができなくなってしまうこともあります。
薬物治療と合わせ、少しずつ苦手なことに慣れていく療法など心理療法が行われます。

<PTSD>特に発達障害による場合、医療機関と連携し専門の療法を行っております。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験や強い精神的ストレスが心のダメージとなり、強い恐怖を感じるものです。自然災害や事故・暴力などが原因になります。突然怖い体験を思い出したり不安や緊張、めまいや頭痛、眠れないといった症状が出ます。そのような症状が何カ月も続くときは、PTSDの可能性があります。