境界例

心の中は見えずレントゲンで撮すこともできない、また症状は変化する場合も多いので、難しいところを診断されている精神科医の先生方に対し、日頃から尊敬の念を抱いております。

今回は境界例について調べたことを簡単にお伝えします。表面に出ている症状はうつや過食などの方でも、よく観察すると、境界例(境界性人格障害)の特徴が基盤にあることがよくあるそうです。

境界例(境界性人格障害)の方は、対人関係上の不安定さが目立ち、ある時期は特定の人を非常に理想化したかと思うと、ちょっとしたきっかけで同じ人を急に蔑(さげす)んだり態度が急変します。

また一人でいることや見捨てられることに、強い不安と苦痛を覚えます。いつも誰かと一緒に居ようとしますが、安定した人間関係は築けないことが多いようです。他人に対してだけでなく、自分の評価も浮き沈みが激しく、気分も変わりやすいのが特徴です。

仕事や学業も非常にうまくいく時期と、そうでない時期の差が大きいことが多く、急に自己嫌悪におちいるとリストカットなどの自傷行為や、大量の服薬・飲酒・過食などの衝動行為が生じることがあります。

このような方はうつ病を併発している可能性があり、心理カウンセリングによる継続した治療が重要と考えられています。

これほどではないけれど、人間関係がうまくいかない、自傷行為や過食してしまうなどご心配な方は、心理カウンセリングを受けてみませんか?